イタリアの郵便局事情

 夫婦でイタリアを旅した時の事です。買い物した荷物と不要な衣類を郵便で日本に送ってしまおうと思い荷物を送るときの事です。
 荷物を送るためには箱などの梱包材料が必要なのでお店に買いにいきました。ところが売り場が分からないのです。店員さんに聞いたのですが上手く通じず、お店のアチコチの階を見てようやくテープとヒモとマジックを買う事ができました。問題は箱です。売っているはずなのでしょうけど見つからないのです。再び店員さんに聞いてみると、箱は売っていないというのです。本当に売っていないのか、面倒だからそう答えたのかは分かりませんが、仕方がないのでお店を後にしました。
 箱をどうしようかと考えていていると、食材店の裏に空き段ボールが捨ててあるのを見つけました。お店の人に断って箱を貰うことが出来たのです。あとは荷造りを急いでしなくては行けません、ホテルに戻って荷造りをし、郵便局に行きました。
 荷物を送る窓口では奥の方に割腹の良いオジさんがこちらを見ています。でも、荷物の手続きをしてくれるような素振りではなく、コチラをにらんでいるような感じでした。後で知ったのですが、お昼の休み時間だったそうです。イタリアはやはりお昼休みは大切なひとときなのでしょう。
 ようやく大きな荷物を送ってから、普通の郵便窓口にいきました。手紙を投函しようと思ったのです。切手を買って封筒に貼って窓口に出しました。これで郵便局でする事は全て終わり、梱包や郵便窓口で時間が掛かってしまったので急いで観光に戻ろうと思っていました。
 ところが、郵便窓口を離れようとしたとき、ひとりの老人が「ペンを貸してくれ」と言うのです。主人は持っていた少し高級なボールペンを貸してあげたのです。老人は持っていたハガキに主人のボールペンで何かを書き足したかったようです。でも、書き足すというよりはほとんど書いていない状態だったようで、書いていた面の端っこまで文を書き終えるとひっくり返して裏面に書き始めたのです。私たちは顔を見合わせて苦笑いしてしまいました。このままボールペンを持って帰ってしまうのではないかと思いましたが、書き終えたボールペンは無事返してもらえました。

リンク集

  • TOP
  • ローマの人はやさしい
  • イタリアの郵便局事情
  •